伝統の豚骨ラーメンの良さを活かしながら、オリジナルの味を作り出すことに没頭し、新しい味に向けて、開発に時間を費やした店主・吉村幸助。
スープには大量の九州の豚頭や背骨、丸骨を血抜きして臭みをとるために下茹でをし、それから頻繁に骨とスープを入れかえながら味と旨みを調整している。
骨本来の旨みを出しながらクリーミィー仕立ての味。
毎日のスープの味見はかかせない。
朝一番に味見をし調整する。時間が経つと味が変化していくので、その味を安定させていくには経験が必要だ。
巨大羽釜で追い炊しを繰り返し、味を確かなものへと導いていく。
伝店のもち味を決めるタレは重要な要素だ。
地醤油3種と、20種類以上の調味料、そして豚骨ラーメンを作る上では非常に珍しい魚介が5種もブレンドされている。
この魚介を使うことにより、スープとタレを合わせることによって、味に奥行きがでてコクと旨みのあるスープになる。
一幸舎のスープは吉村幸助の好みの味だ。吉村幸助がこれだったらイケる!と確信した味。今の豚骨ラーメンでこの味はないので一度食べて頂きたい。
麺しか作ったことがない外注業者にラーメン屋の作り手の気持ちが伝わらないのは当たり前。作り手のこだわりを伝えるのには時間も手間もコストもかかってしまう。ラーメン屋の方が妥協せざるをえない状態にあった。
そして、一幸舎は小さな麺を作る機械を買い、「これは麺でいける!」と確信できる麺を作る試行錯誤を重ねた。
まず、麺をつくる上で重視したのが、もちもちとした食感・麺とスープのからみ・麺が伸びにくいかどうかだった。
また、それをふまえて、スープに合う色であるという事。
一幸舎のラーメンを目の前にした時に感じるのはこの麺の白さと細さだ。
麺をすするとスープの味だけではない、麺そのものに小麦の旨みが出ているのに気づく。全てにおいてパーフェクトであるために、ラーメンの見栄えは重要である。
材料によっては、白くなったり、黄色っぽくなってしまったりしてしまう。
その白さを出そうと思ったら次は麺が伸びやすくなったりとしてしまうので配合はもちろん重要だった。
温度や湿度、その日の天候によって水の量を変え、管理も調節し、完成してからの現場の管理も徹底的にしたりと、麺を取り扱うのを重要視している。
そんなこだわりにと思考錯誤の末、出来上がった麺とスープは絶妙にからみあって実に美味い。しかも伸びにくいので最後まで美味しく食べることができる。
脂と肉のバランスがいいこのチャーシューの旨みは、スープとの相性が抜群だ。
この最高の出来で仕上がったチャーシューを薄切りにして提供している。
チャーシューは厚すぎてもダメ、この薄さだからこそ美味しい。
チャーシューを含め、他の具材はラーメン以上に味を主張させてしまったらいけない。
全てがラーメンと一体だから一幸舎のラーメンは美味い。
ラーメン一杯を全部食べてから分かる美味いっ!!を是非体感してほしい。



















